熱交換器は、基本的には二種類の液体間で熱を交換し、温かいものから冷たいものへと熱を移すための装置です。熱は言うまでもなく温かいものから冷たいものへと物理法則に従って自動的に流れますから、熱交換器の仕組みはある意味で非常に単純です。二種類の液体を壁を隔てて隣り合わせるだけで、特に複雑な仕組みや装置などなくても勝手に熱は移るからです。ただ、恒常的にこの装置を効率的に作動させるためには、液体はそのままではなく流し続ける必要があるでしょう。

熱の移動は両者の温度差が大きいほど効率的であり、あまり温度差がなくなると時間ばかりかかって効率は低下します。そのため、液体を流すためのポンプだけは設ける必要があります。このような熱交換器はもちろん単なる物理実験などの用途でも用いられますが、一般的には省エネルギーの目的で使われることが多いです。つまり、物質としてはもうあまり使い道がないけれども温度は高い液体があった場合に、そのまま捨ててしまうのではなくせめて熱だけは有効活用しようというわけです。

要するに温かい排水があったとして、そこから熱を得て例えば水道水を温め、温水を作るといったことに使われていたりします。温水が有用であり、もしこのような機器がなければガスや電気を利用した湯沸かし器で水を温めていたような場合には、省エネルギーとなることは説明を要しないでしょう。温水はいろいろな面で利用用途が広いですから、それだけ応用性が高いわけです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です